試合に活きる練習

上手くなりたい、強くなりたいと思うのなら、時間を無駄にしてはいけません。
試合に活きる練習をしてください。試合を想定すると、

(A)守らなければならな い場面
(B)チャンスを作る場面
(C)決めて終わらせる場面

の3つの場面があります。この3通りの場面に合わせた練習を、分けておこなうことが重要になってきます。

(A)≪とにかくノーミスで返球し続けることを目標にした練習≫
(B)≪できるだけ理想のフォームで、コースをキッチリ狙う練習≫
(C)≪最高の打点で自分の最高のボールを打つ、強打で攻撃する練習≫

練習を分けて行うには、具体的には5通りあります。

(1)時間で決める

練習開始早々は(A)のノーミス狙いでいく。(私がまだ発展途上のときは、練習開始1時間はここに集中し、良いボールを打とうとしてミスすることは厳禁!と 決めていました。1時間経過後、(B)の、深さ、ワイドへのシビアなプレースメント、スピンの量と弾道というボールコントロールだけに集中。そして、練習 終盤の45分は(C)打ち込むばっかり。最後の30分は今日の出来栄えを考慮してのコンビネーションプレーで締めくくり

(2)相手で決める

攻撃的なショットを打ってくる相手と練習する時は、(A)で、すべて相手のエースか、相手のミスでラリーを終わらせる。触れるボールは絶対自分はミスらな い!と決めて打ち合います。オーソドックスな相手とラリーをする時は、守りも攻めもまあまあのボールでコーナーに連続打ち続ける。絶対自分のペースでラリーを展開するぞと決めます。守備的な安定したラリーをしてくる相手の時は、軸足が決まったらすべて強打! 打てるチャンスはすべてて強打! 打って打っ て押しまくる。

(3)ボールで決める

飛んでくるボールを3つに分類。判断し、決定し、実行あるのみ。守る場面・攻め出す場面・決めにいく場面。その場面に応じた(A)、(B)、(C)の打ち分けをする。

(4)カウントで決める

ビハインド(負けているカウント)では(A)。イーブン(30-30など平行カウント)では(B)。リードしている時は(B)&(C)。

(5)1か月単位集中しておこなう

周りがプレースタイルの変化にびっくりするぐらい。
先月は、いつでも誰とでも(A)のテニスを徹底しておこなった。今月は、いつでもどんな場面でも(B)の練習を集中してやるぞ。来月は(C)で超攻撃的に打 ちまくるぞ。その次の月は、場面に応じたプレー選択をしてまとめ――。というふうに4ヶ月を1期間として、それぞれの分野を磨いていく。自分の可能性と、現時点での限界も把握できます。

ただし、試合が近づいたら、その日までのベストを尽くす。背伸びしない。萎縮もしない。
さあ頑張って!

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